テキストサイズ

Face or Body

第44章 マイ スイートホーム

アキラがイッたあと

ヒカルとアキラは
繋がったまま
舌を絡めながら長い長いキスを交わした…

ヒカルが重ねた唇を少しだけ離して

『ねえ… 私… 赤ちゃん欲しい…。 いつまで今の潜入捜査の仕事が続くかわからないし… 続けば続くほど、万が一………。 私… アキラではない男性に妊娠させられちゃうかもしれない………。』
ヒカルは
頭の片隅に
サヤカとその娘のヒナを
ふと思い出しながら呟いた。

そして…
『私がもしそうなったら……って考えたら怖くて不安で仕方ないの……。 だからまだ綺麗な子宮にアキラのを受け止めて抱き締めたいの…』
ヒカルは潤んだ瞳で
アキラを見つめて懇願した…。

アキラはヒカルが
心底愛しいと感じた…。
そして
潜入捜査に悲壮な覚悟で携わる
ヒカルの港であり続けなくては
愛しい妻が壊れてしまうと思った。

アキラはヒカルと繋がったまま
ヒカルに再びキスをして
『赤ちゃん作ろうか…。潜入も一段落したんだし、ヒカル…ピルしばらくやめなよ…。まずはヒカルの身体のバランスを作ろうな。』
と答えた

『嬉しいと涙止まらないんだね…。』
ヒカルは涙をたたえた
満面の微笑みでアキラに囁いた。

『事件… …お願いだから起きないで…』
『事件… …頼むから起こらないでくれよ…』
ヒカルとアキラは
同じことを一緒に呟いた。

そして
二人でクスッと笑い
再び
愛し合った…。

ヒカルはアキラの背中に
幸せの爪痕を残すほど
アキラの愛撫になんども
身体をうち震わせた…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ