テキストサイズ

Face or Body

第44章 マイ スイートホーム

アキラは
妻のヒカルが
その身体を使い
事件を解決に導くヒカルを
いつも暖かく迎えてあげたいと考えていた

しかし…
心のどこかで
ヒカルが自分以外の男たちと
性的関係をもつことに
なんとも言えない寂しさを自覚する瞬間を
持つこともあった。

そのたびに
潜入捜査中にいっさい連絡のない
ヒカルが今…
自分には見せない乱れかたで
犯罪者たちの
性欲の捌け口になっていることに
屈辱感と少し甘く官能的な興奮を
覚えることもあった…。

捜査が終わり帰ってきたヒカルを抱くたびに
ヒカルの身体は
今までにアキラに見せたことのない
反応を見せる。

その反応をみるたびに
アキラは
犯罪者に開発されている
ヒカルの性感を実感するのだった。

そして
アキラは思う…

―――俺は嫁をネトラレて興奮するのか?

―――俺はそういう性癖を潜在的に持っているのか?

今夜のヒカルは
俺の腰に脚を絡めて
俺のを身体の奥深くまで
迎え入れている………。

港竜会の男にも
同じ行為をしたんだよな?ヒカル……!!

―――やっぱりヒカルをこれ以上は汚されたくない!!

―――ヒカルは俺の嫁だ!!大切な妻だ!!

そんな複雑な思いと共に
アキラの身体の奥からは
ヒカルへの愛情が溜まりに溜まった
熱い飛沫を
汚されながらも
まだ芯まで支配されてはいない
ヒカルの泉の奥にある
ピンクの小部屋に注ぎこんだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ