テキストサイズ

Face or Body

第49章 罠

金曜日の早朝
アキラは
その日休暇中のヒカルの寝顔を
愛しげに見つめながら
身支度を整えて
川島交番へと出勤しようとしていた。

ドカドカドカ……。
『あ――――ん。ゴメンね!!』
とヒカルは慌てて2階にある寝室から
アキラに謝りながら
リビングのある階下へ降りてきた。

『眠ってていいのに…』
アキラはヒカルをいたわり
優しくヒカルをハグして
ヒカルの額と両頬に
軽くキスをした。

『行ってきます』とアキラ

『行ってらっしゃい』とヒカル

そして
二人同時に
『今夜…タイミングだね』と言葉を重ねた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ