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アキラを送り出したヒカルは
この日から3日間の
休暇を申請していた…。

この3日間は
ヒカルはアキラの妻としての時間を
満喫しようと考えていた…。

アキラと出会ってからの日々。

プロポーズをされたとき。

結婚式。

さまざまな瞬間を思い出しながら
ヒカルは家事をテキパキとこなした。

ヒカルは
結婚してから
潜入捜査官としての任務についたため
夫のいる身でありながら
潜入捜査上で
ときに確保対象の犯罪者や
捜査情報入手のために
さまざまな男性と肉体関係をもった…。

さまざまな男性と肉体関係になるたびに
ヒカルのアキラへの罪悪感は
ヒカルの精神を傷つけた。
ただそれをアキラに置き換えると
ヒカルが潜入捜査に出るたびに
アキラは自分の妻が
他人に抱かれて他人の精液を
身体で受け止めているという屈辱と
毎回戦っていたことになる。

――……
アキラ
ごめんね。辛かったよね。
だから
私…
早くアキラとの間に赤ちゃん欲しいよ!!

亡くなったサヤカさんみたいに
潜入捜査で
誰かに妊娠させられる前に
アキラとの間に愛の結晶が
欲しかったんだ……。

洗濯物をたたみながら
ヒカルはそんなことを
思っていた。