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Face or Body

第7章 転機

『本日付けで、川島交番より移動して参りました。巡査長青山光です!!よろしくお願いします。』

ヒカルは
キリリとした瞳で
挨拶をした。

海浜署生活安全課1係。
ここは
管内の窃盗、強盗などの捜査にあたる部署だ
ヒカルは
アキラから贈られた
指輪にチェーンを通して
首から下げ
その上からシャツを着て
下はパンツ。

今日からは私服警官…
刑事になったのである。

昨日
休暇だったヒカルとアキラの2人は
つかの間のデートを楽しんだ。
そして
帰り道…
アキラから指輪をプレゼントされた。
ヒカルにとり
男性から指輪を贈られたのは
はじめての経験だったが
指輪をはめることに
照れくささがあると
ヒカルはアキラに伝えた。

すると
『やっぱりな… そう言うと思って… はい。』

ネックレスのチェーンを
アキラはヒカルに
手渡した。

アキラの心遣いに
ヒカルはメガネの奥から
キラキラした瞳を輝かせ…

『こうして私…ずっと首にかけてる~♪ 毎日アキラと一緒にいることを感じてるよ~』

アキラの胸に飛び込んだ。

暮れなずむ横浜の港で
ヒカルはアキラに
キスをせがんだ…。

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