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Face or Body

第7章 転機

さいわいにも
アキラが首を刺された時
交番からアキラの応援に駆けつけた
交番では最年少の
畠山巡査がアキラの背後まで
走ってきていたため
畠山の迅速な119番通報により
アキラは一命をとりとめた。

しかし
男は大量出血するアキラを見て
転げるように逃走したのだった…。




『おい!!嬢ちゃん!! 動揺してんじゃないよ!!』
デーブと名乗る先輩刑事が
事件当時の光景をイメージしているヒカルに
声をかけてきた…。

『今から本部に戻り捜査会議があるそうだ。戻るぞ』

『はい…。』
ヒカルは波打つ不安と
今すぐにでも
アキラが搬送された病院へ
駆けつけたい衝動を
必死で抑えて
デーブとともにクルマにのり
海浜署に戻った。

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