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天使と悪魔

第8章 渦巻く欲望

・戸塚side

身体の震えが止まらない。



河「大丈夫、大丈夫だからなトッツー」

戸「河合、傍にいて頼む」

河「あぁ俺が護る心配するな」



必死でこいつにしがみつく

それは突然だった、遊んで来ると言って出てったきり

なかなか帰って来ないハッシー。



戸「まだかなぁ?」



気になり始めた頃いきなりそいつは現れたんだ。

グイッ!



戸「うっ、わああっ」

悪「なかなか可愛い天使だぜ、クククッ」

戸「はっ、放せ」



逃げる間もなく腕を掴まれ押し倒され。

俺は、死にもの狂いで抵抗する。



戸「やめろ、やめてくれ!嫌だぁーっ」

悪「クククッ、ほれほれ 俺を見ろ」

戸「だっ、誰が」



そして首を振り、なんとかそれを逃れようとしたら。



戸「うあっ」



とつぜん胸にしゃぶりついて来てさ。



戸「くっ」



こいつ束縛もしないで襲うつもりか。



戸「うああっ」



恐怖が、身体中を包み込んでいくのを感じながら。



戸「やっ…めろ‥放…せ」



手足をバタつかせ暴れたがビクともしない。

そのまま行為は続けられて行き。

俺は、その背中を叩き爪で引っかきながら。

否応なしに与えられる感覚を必死で耐えるしかなかったんだ。

たっ、助けて…クッ!



戸「うっ、あぁーっ」



このままじゃ俺、あの時の北山みたいに心が壊されてしまう。





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