天使と悪魔
第14章 すれ違う想い
・戸塚side
河「もちろん俺もそうしなければならないが」
山「えっ」
河「2人で逝こうそれなら怖くないだろ」
山「河合…くん‥」
俺ら天使には、ダーク族の掟とか習慣は分からない。
河「いいな?それが一族として俺らが成すべき事だ」
山「くっ」
けれど―
これは明らかに2人の死を意味しているんだってことは分かった。
戸「河合どうしてそうなるおかしいって」
俺は必死で止める。
戸「そんなの意味ないじゃん」
河「天使のお前には分からないのさ」
戸「河合!」
河「亮太、覚悟はいいか」
山「‥‥っ」
どうしよう、このままじゃ本当に2人は。
いま部落には横尾や千賀・五関も狩りに行ってていない。
頼みのつなは…
戸「塚ちゃん、ハッシー、俺が戻って来るまでなんとしても2人をここに留まらせておくんだ」
橋「トッツー」
戸「いいね」
塚「分かった」
ダッ、たぶん北山なら…
それに藤ヶ谷だって、そこにいるだろうし。
きっと、あの2人なら河合を止める事が出来るはず。
ガチャ!
戸「北山、いるか」
ドタドタドタ!
生まれ育った環境、部族の違いによって異なる習慣。
ある意味それも。
2つの部族が共存する前に立ちはだかる壁でもあったのかもしれない。
俺は、このとき自分を責め苦しむ河合の姿を見ながらそう思う。
でも、だからこそ笑っていて欲しい俺の隣でいつものように。
なぁー河合…
それが一番の願いなんだと気づいてくれ。
“想いよ届け、彼の人へ”
そんな思いで見つめていた
ただ、祈りつつ―
・
河「もちろん俺もそうしなければならないが」
山「えっ」
河「2人で逝こうそれなら怖くないだろ」
山「河合…くん‥」
俺ら天使には、ダーク族の掟とか習慣は分からない。
河「いいな?それが一族として俺らが成すべき事だ」
山「くっ」
けれど―
これは明らかに2人の死を意味しているんだってことは分かった。
戸「河合どうしてそうなるおかしいって」
俺は必死で止める。
戸「そんなの意味ないじゃん」
河「天使のお前には分からないのさ」
戸「河合!」
河「亮太、覚悟はいいか」
山「‥‥っ」
どうしよう、このままじゃ本当に2人は。
いま部落には横尾や千賀・五関も狩りに行ってていない。
頼みのつなは…
戸「塚ちゃん、ハッシー、俺が戻って来るまでなんとしても2人をここに留まらせておくんだ」
橋「トッツー」
戸「いいね」
塚「分かった」
ダッ、たぶん北山なら…
それに藤ヶ谷だって、そこにいるだろうし。
きっと、あの2人なら河合を止める事が出来るはず。
ガチャ!
戸「北山、いるか」
ドタドタドタ!
生まれ育った環境、部族の違いによって異なる習慣。
ある意味それも。
2つの部族が共存する前に立ちはだかる壁でもあったのかもしれない。
俺は、このとき自分を責め苦しむ河合の姿を見ながらそう思う。
でも、だからこそ笑っていて欲しい俺の隣でいつものように。
なぁー河合…
それが一番の願いなんだと気づいてくれ。
“想いよ届け、彼の人へ”
そんな思いで見つめていた
ただ、祈りつつ―
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