天使と悪魔
第15章 策略と駆け引き
・河合side
河「大好きだぜ、ニコッ」
戸「なら、もっとしてくれる?」
河「止まらなくなっても、知らないぞ」
戸「だからいいって言ってるじゃん」
チュプ―
戸「んんっ、はっ…ん」
柔らかい唇の感触が、俺の心をくすぐり。
チュッ、チュプ!
何度も口づけを交わすごとにそれは深く吸いついていき溺れてく。
戸「河合、あっ、河…合」
俺の名を呼ぶトッツーの声が頭の中で木霊しながら。
夢なら覚めないでくれ。
そう思わずにはいられないほど。
その行為に酔いしれている自分が、そこにはいたんだ
と、そのとき。
戸「危ない!」
河「なっ!?」
ドタッ!
とつぜん、トッツーが叫んだかと思ったら俺のことを突き飛ばし。
その瞬間!
戸「うわあぁーっ」
あいつの身体は何かに掴まれたかのように宙に浮かんじまってよ。
河「トッツーっ」
ピューン、ズブッ、ズブッ
河「うあっ」
加えて続けざま降りそそいだ矢が羽根に突き刺さり。
俺の身体は地面へ串刺しにされてしまい。
戸「はっ、放せ河合いぃ」
河「トッツーっ」
そして、何処からともなく聞こえて来た声。
「愚かなやつ天使にうつつをぬかし、俺の気配にすら気づけなかったとは」
こっ、この声は!
河「おまえ屋良か!」
屋「久しぶりだな」
河「そいつをどうするつもりだ!」
戸「河合、河合いぃーっ」
トッツーの声は焦る俺をよそにどんどん遠退いて行き
屋「天使の長である、北山宏光に伝えろ」
河「なに!」
屋「こいつを助けたくば、独りでダークの村まで来いと」
河「貴様トッツーを返せ」
屋「お前は俺には勝てない諦めるんだな」
河「屋良あぁーっ」
その言葉を最後に俺がどんなに叫んでも。
あいつはもう何も応えてはくれず。
くっそぉーなんでまたトッツーなんだ。
やっぱり自分が…
再び襲って来るそんな思いに歯を食いしばりながらも
俺は、必死で羽根をむしり取りなんとか動けるようになると。
待ってろ、必ず助けに行く向かうはみんながいる部落
トッツーをなんとしてでも助けたい。
その一心で。
・
河「大好きだぜ、ニコッ」
戸「なら、もっとしてくれる?」
河「止まらなくなっても、知らないぞ」
戸「だからいいって言ってるじゃん」
チュプ―
戸「んんっ、はっ…ん」
柔らかい唇の感触が、俺の心をくすぐり。
チュッ、チュプ!
何度も口づけを交わすごとにそれは深く吸いついていき溺れてく。
戸「河合、あっ、河…合」
俺の名を呼ぶトッツーの声が頭の中で木霊しながら。
夢なら覚めないでくれ。
そう思わずにはいられないほど。
その行為に酔いしれている自分が、そこにはいたんだ
と、そのとき。
戸「危ない!」
河「なっ!?」
ドタッ!
とつぜん、トッツーが叫んだかと思ったら俺のことを突き飛ばし。
その瞬間!
戸「うわあぁーっ」
あいつの身体は何かに掴まれたかのように宙に浮かんじまってよ。
河「トッツーっ」
ピューン、ズブッ、ズブッ
河「うあっ」
加えて続けざま降りそそいだ矢が羽根に突き刺さり。
俺の身体は地面へ串刺しにされてしまい。
戸「はっ、放せ河合いぃ」
河「トッツーっ」
そして、何処からともなく聞こえて来た声。
「愚かなやつ天使にうつつをぬかし、俺の気配にすら気づけなかったとは」
こっ、この声は!
河「おまえ屋良か!」
屋「久しぶりだな」
河「そいつをどうするつもりだ!」
戸「河合、河合いぃーっ」
トッツーの声は焦る俺をよそにどんどん遠退いて行き
屋「天使の長である、北山宏光に伝えろ」
河「なに!」
屋「こいつを助けたくば、独りでダークの村まで来いと」
河「貴様トッツーを返せ」
屋「お前は俺には勝てない諦めるんだな」
河「屋良あぁーっ」
その言葉を最後に俺がどんなに叫んでも。
あいつはもう何も応えてはくれず。
くっそぉーなんでまたトッツーなんだ。
やっぱり自分が…
再び襲って来るそんな思いに歯を食いしばりながらも
俺は、必死で羽根をむしり取りなんとか動けるようになると。
待ってろ、必ず助けに行く向かうはみんながいる部落
トッツーをなんとしてでも助けたい。
その一心で。
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