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・藤ヶ谷side

屋「さぁ、かかって来い！遠慮はいらない」

藤「あぁ」



キーン、カーン！

この戦いが、お前と俺との宿命なら。

バキッ、ダッ！

俺は絶対に負けるわけにはいかないんだ。

キーン、カーン！



屋「ふっ、そんなんじゃ俺は倒せないぞ」

藤「まだまだこれからだ」



だが、止まるところを知らず永遠に続くかと思われたその戦いは。

思わぬ形で幕を下ろす事となってしまう。



北「太輔！」

藤「ひろ、前へ出るんじゃない」



見てられなくなったんだろう。

ひろが突然こっちへ来ようとして。

ハッ、あれは！

ヤバいと思った時には間に合わなかった

ザクッ！



戸「亮太あぁーっ」



なっ、なにが起こったっていうんだ。



北「‥‥っ」



目の前でスローモーションのように。

ひろを庇った、亮太の白い羽根が真っ赤な血に染まってく。



五「貴様、よくもぉ」



ザクッ！



悪「うぐっ」



その瞬間、怒りに任せ１人の悪魔を五関が叩っ斬った



山「屋…良‥にぃ…屋‥」

塚「しっかりしろ亮太！」



さすがにそれを見て屋良も



屋「亮太あぁーっ」



慌てて傍へと駆け寄り。



屋「死ぬんじゃないおい」

山「…ﾊｧﾊｧﾊｧ」

屋「バカやろ、なんで庇ったりなんかしたんだ」

山「な…かま‥だ…から」

屋「亮…太」

山「俺は…独りじゃ‥ないって‥ごっ…ち…北‥山くん…は仲間‥だって…言っ‥て…くれた‥ﾊｧﾊｧ」

屋「亮太、亮太あぁ」

山「笑っ…て‥凄く…ﾊｧﾊｧ‥嬉しかっ…たよ俺‥ｸｯ」

屋「くっ、おまえ」



その横でトッツーが必死で自分の羽根を抜き。

血を止めようと当てがっているんだか。



戸「とっ、止まらない北山また止まらない、ｸｯ」

河「亮太、しっかりしろ、おい！」

北「‥‥っ」



あのときと同じだ、郁人のときと。





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