無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

・藤ヶ谷side

が、そのとき。



屋「うっ、わあぁーっ」

山「屋良にぃ!?」



突然こいつは、苦しそうに両手で頭を抱え叫び出し。



五「どうしたんだ」

屋「やめろ俺はもう、くっあぁーっ」

戸「この気、横尾！」

横「ﾊｯ、太輔、ミツを屋良から引き離せ」

藤「わた」

屋「てっ、天使の長」

北「‥‥っ」

屋「くっ…ﾊｧﾊｧ‥奇跡の…天使を‥我が…元へ」

藤「なに！」

屋「うわああっ、頭が割れるみたいだぁ」

河「どうなっているんだ」

塚「北山、早く！」



騒然となる場―



屋「おまえを…くっ‥ダメ…だ‥逃げろ北山あぁ…」

北「屋良！」

藤「離れるんだ、ひろ」



これは魔王の声か。



屋「うっ、うおおっ」

山「屋良にぃーっ」

戸「亮太、近づいたら危ない」

山「でも、でもぉー」



こいつの頭の中でそいつがひろを欲し。

屋良は必死で抵抗しているという感じだった



五「ダメだ逆らえないみたい」

河「嘘だろ!?どうなっちまうんだよ」

屋「うわあぁーっ」



が、その雄叫びと共に。

俺らの前の屋良の表情は、今までにないくらい恐ろしい顔つきに変化してしまう



横「来る！」

藤「くっ」



そして助ける為の戦いが今

再び、幕を開けようとしていたんだ。

その魔の呪縛から、屋良を解き放つために。





・