天使と悪魔
第19章 震える心
・玉森side
横「だが果たしてそうする事が本人にとっていいのかどうかは分からないが」
玉「それでも、ハッシーには普通の天使として幸せになって貰いたいんだ」
どんな事情であれ、必死でこいつを産もうとし命を落とした自分の母親の為にも。
と、わたは。
横「ミツに相談してみればいい」
玉「えっ?」
宮「そうか屋良さんを元に戻したのもキタミツだし、ってことは」
横「あぁ、あいつならハッシーの中に流れている魔の血を押さえ込むことができるのかもしれない」
玉「分かった俺ミツの所へ行って来る」
ガチャ!
宮「タマ!」
玉「俊哉はハッシーの傍にいてあげて」
バタン!
ごめん、ごめんねミツ…
北「そっかあいつが」
玉「お願い、なんとかして頼む」
北「‥‥‥」
このときミツが抱えていたものが何だったのか気づきもしないで。
北「分かった俺に任せろ」
玉「ありがとう」
俺、ハッシーの事しか頭になくてさ。
せっかくガヤに注いで貰ったもの使わせちゃって。
神さまは、知っていたんだ2人に子供が出来る可能性が低いと。
何故ならガヤがミツに注いだものは。
愛のパワーとして、能力へ変化してしまうから。
俺達が、全てを知ったときはもう遅かった。
輝くような光の柱がミツの身体の上に差し込んで。
玉「ミツ、ミツうぅーっ」
藤「ひろ!」
寂しそうに笑ったその顔を忘れることが出来ない。
でも、愛の天使が愛のために生きられないなんておかしいよ。
そんなの絶対に間違ってる
殆んどの者がミツの運命を知らないまま。
ときは刻一刻と迫って来ていた。
俺たちの前から天使の長がいなくなってしまうそのときが。
・
横「だが果たしてそうする事が本人にとっていいのかどうかは分からないが」
玉「それでも、ハッシーには普通の天使として幸せになって貰いたいんだ」
どんな事情であれ、必死でこいつを産もうとし命を落とした自分の母親の為にも。
と、わたは。
横「ミツに相談してみればいい」
玉「えっ?」
宮「そうか屋良さんを元に戻したのもキタミツだし、ってことは」
横「あぁ、あいつならハッシーの中に流れている魔の血を押さえ込むことができるのかもしれない」
玉「分かった俺ミツの所へ行って来る」
ガチャ!
宮「タマ!」
玉「俊哉はハッシーの傍にいてあげて」
バタン!
ごめん、ごめんねミツ…
北「そっかあいつが」
玉「お願い、なんとかして頼む」
北「‥‥‥」
このときミツが抱えていたものが何だったのか気づきもしないで。
北「分かった俺に任せろ」
玉「ありがとう」
俺、ハッシーの事しか頭になくてさ。
せっかくガヤに注いで貰ったもの使わせちゃって。
神さまは、知っていたんだ2人に子供が出来る可能性が低いと。
何故ならガヤがミツに注いだものは。
愛のパワーとして、能力へ変化してしまうから。
俺達が、全てを知ったときはもう遅かった。
輝くような光の柱がミツの身体の上に差し込んで。
玉「ミツ、ミツうぅーっ」
藤「ひろ!」
寂しそうに笑ったその顔を忘れることが出来ない。
でも、愛の天使が愛のために生きられないなんておかしいよ。
そんなの絶対に間違ってる
殆んどの者がミツの運命を知らないまま。
ときは刻一刻と迫って来ていた。
俺たちの前から天使の長がいなくなってしまうそのときが。
・