天使と悪魔
第22章 幻影を求めて
・横尾side
ミツが天界に行ってしまってから2ヶ月。
塚「どう様子は」
薮「相変わらず放っておくと何も食べないでボーッとしているから食事のときは声を掛けるようにしているんだけど」
五「そう」
あの日から太輔は人が変わったみたいになってしまい
横「裕太も心配して、なんだかんだ話し掛けに来てるんだが」
まるで、その姿は。
全て燃えつき生きる気力を失ってしまったかの如くで
五「反応しないんだ?」
意欲がないのか、部落から一歩も出ようとはせず。
ただ、ミツが置いて行った羽根だけを見つめ。
このままだと本当にダメになってしまう。
誰もがそんな太輔に、心を痛めながらも。
どうする事も出来ずにいたんだ。
あいつにとってミツは全てだったから。
代わりになる物なんてない
横「とにかく、誰かしらが傍にいるようにしないと」
薮「そうだね」
五「ところで」
塚「聞いたよ、ニッ」
んっ?何が。
五「お二人さん、いつの間に」
塚「早々に作っちゃうなんて、よほど相性がいいんだねぇ ニヤッ」
薮「えっ、カァーッ」
横「あ、あはっ」
そう実は、俺と宏太との間に子供ができ。
横「喋ったのは健永か」
五「いや二階堂さ」
横「あいつ」
俺もビックリしたんだが、なんせ太輔がこんなんだし
横「あんまり騒ぐなって、言ったのに」
塚「しかし横尾が父親ね」
五「これもときの流れか、そうやって俺達は変わって行くのかもしれない」
塚「で、身体の方は大丈夫なの?」
薮「悪阻は酷くないんで」
五「なら良かった」
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ミツが天界に行ってしまってから2ヶ月。
塚「どう様子は」
薮「相変わらず放っておくと何も食べないでボーッとしているから食事のときは声を掛けるようにしているんだけど」
五「そう」
あの日から太輔は人が変わったみたいになってしまい
横「裕太も心配して、なんだかんだ話し掛けに来てるんだが」
まるで、その姿は。
全て燃えつき生きる気力を失ってしまったかの如くで
五「反応しないんだ?」
意欲がないのか、部落から一歩も出ようとはせず。
ただ、ミツが置いて行った羽根だけを見つめ。
このままだと本当にダメになってしまう。
誰もがそんな太輔に、心を痛めながらも。
どうする事も出来ずにいたんだ。
あいつにとってミツは全てだったから。
代わりになる物なんてない
横「とにかく、誰かしらが傍にいるようにしないと」
薮「そうだね」
五「ところで」
塚「聞いたよ、ニッ」
んっ?何が。
五「お二人さん、いつの間に」
塚「早々に作っちゃうなんて、よほど相性がいいんだねぇ ニヤッ」
薮「えっ、カァーッ」
横「あ、あはっ」
そう実は、俺と宏太との間に子供ができ。
横「喋ったのは健永か」
五「いや二階堂さ」
横「あいつ」
俺もビックリしたんだが、なんせ太輔がこんなんだし
横「あんまり騒ぐなって、言ったのに」
塚「しかし横尾が父親ね」
五「これもときの流れか、そうやって俺達は変わって行くのかもしれない」
塚「で、身体の方は大丈夫なの?」
薮「悪阻は酷くないんで」
五「なら良かった」
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