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天使と悪魔

第23章 誓いの口づけ

・北山side

藤「取り合えず風呂にでも入る俺が綺麗に洗ってやるから」

北「んっ、あぁ」

藤「どうした?」

北「いやだってよ腹が出てるし…その‥」

藤「ハズい?クスッ」

北「まぁ…」

藤「見せてくれ」

北「えっ」

藤「俺の子がいる、お前の身体をちゃんと」

北「太輔」



ザバァーッ!



藤「綺麗だ、フッ」

北「そっ、そんなにジッと見ないで」

藤「なんでだ?こんなにも綺麗なのに、ニコッ」

北「‥‥っ」



チュプ―



北「んっふ、んっ、太輔」

藤「ひろ、少しならしてもいいだろ?」

北「そっとだぞ」

藤「もちろん、ニコッ」

北「あっ、挿れんのはなしだかんな」

藤「分かってるって、驚かせてしまうからさ」



3ヶ月以上ぶりのこいつの手の感触が俺の身体を震わしてく。



北「あっ、んあっ」

藤「愛してる、ひろ」

北「くっ、ダメだ、そこに触れたら、うっああっ」

藤「イッちまう?」

北「あたりめ、あっ」

藤「それは、NGか?ならやめるけど」

北「おっ、OKだっ、うっあっあっ」



その言葉と同時に、太輔の手のスピードが速まり。



北「ああぁ、ビクビクッ」



イッた瞬間、その唇が俺の口を塞いでよ。



北「ふっ…ぁ‥っ」

藤「二度と離さない俺達の子にかけて誓う」

北「俺もだ太輔」



それは俺達にやっと訪れた幸せだった。

長かった道のりは全てこの喜びの為にあったんだと、今なら言える。

そして3ヶ月後―

愛しい我が子に対面する事になる、その日を楽しみに

お互いの温もりを感じ合いつつ2人、寄り添いながら眠りについた。

未来と希望の光りを自分の肌で受け止め。





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