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天使と悪魔

第25章 エピローグ

・藤ヶ谷side

それぞれに子供が生まれ、1年半以上の歳月が流れた



「それでは、失礼いたします」



俺とひろのところには毎日のように。

天使と悪魔のカップルが、挨拶に来るようになり。



藤「これで何組目だ、デキたの?」

北「さーな、いちいち数えてたらキリねぇよ」

藤「確かに、クスッ」



その内容は、付き合うことになったとか子供がデキたとかで。

わざわざ報告に来なくてもいいと思うんだが。



横「平和になった証拠だろみんなお前らにあやかりたいだけさ」



あやかるねぇ…

―まっ、それだけ周りから羨ましがられているくらい

俺らが仲いいと思えばいっか、ニッ!

あれからここの住人達にも少しずつ変化が生じている

タマは相変わらずツンデレだが。

生まれて来た子は、あいつに似てめっちゃ可愛く。

そのせいか、今からあちらこちらの親達が是非うちの子と添わせてくれと。

毎日のように誰かしら押しかけて大変らしい。

特に―



屋「ターマちゃん」

玉「また来たの屋良さん、なんど来たって答えは同じだよ」

屋「そんなこと言わないでねっ?うちの子かわいいでしょ」

玉「江田ちゃんの子でしょ」

屋「亮太の子だ!」

玉「だから亮太と江田ちゃんの子じゃん」



だが、この人は変わらない



玉「この子はミツのところの子と一緒になるの」

宮「タマ、またそんな事を言ってる」

屋「そりゃあの子は可愛いけど、うちの子も負けてはいないと思う」

宮「はぁ」



おいおい、俺の許可なしで勝手に決めるんじゃないよ

でも家へ帰れば―



屋「よーし亮太こいつなんかどう?」

山「なんでそうなる俺には江田ちゃんがいるじゃん」

屋「俺達は一夫多妻制なんだから大丈夫だって」

山「わけ分かんない」

屋「それで、今度は悪魔を産んで貰え、ニヤッ」

江田「屋良さん俺、頑張りますから」

屋「遠慮しとく」

江田「えぇーっ」



俺は、そんな江田ちゃんを見ていたら応援したくなってしまう。



屋「さてと風呂にでも一緒に入りまちゅか」

江田「あのー俺が産んだんですけど」

屋「なんか言った」

江田「うっ、亮太あぁ」



負けんじゃないぞって。

が、その1週間後 江田ちゃんに2人目が出来たと亮太から聞く。





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