天使と悪魔
第3章 狭間の中で
・藤ヶ谷side
藤「あの…な‥」
北「んっ?」
俺は慌てて目を反らしながら聞いたんだ。
藤「愛しいって、なに?」
北「はっ?」
藤「想い合う、大切に思う好き?愛ってどういう事」
北「おまえ分からないの」
藤「俺達には無い言葉だからな、フッ」
北「‥‥っ」
藤「だからどんな感情だかも知らない」
北「だったらこれから感じていけばいいんじゃね」
藤「えっ」
北「少しずつよ、ニコッ」
ふっ、そうだな。
お前に言われるとそう思えるから不思議だ。
藤「じゃ分かったら、想い合えたらしてもいい?」
北「なにを?」
藤「…その‥セッ」
バシッ!
藤「いってぇー何するんだよ」
だけど、そう言ったらイキなりひっぱたかれた。
北「十年、いや百年はえんだわ俺をモノにしようだなんて」
いや、そんなに生きてられないし ハハッ!
北「ったく、調子に乗るんじゃねぇわ」
藤「けど、おまえ感じて」
北「バカなこと言ってるんじゃね」
藤「いんや確かに甘い吐息が…」
北「藤ヶ谷、それ以上言ったらブン殴るぞ」
ギュッ!
喚く北山をうしろから強く抱きしめる。
北「こら放せ、しねぇって言ったじゃん」
藤「やらないよ、けどこれくらいはいいだろ」
北「‥‥っ」
藤「それとも俺に抱きしめられるのは嫌?」
北「‥‥‥」
そう言うと黙り込んでしまう。
そのまま、寄り添うように眠りにつき。
なぁ北山、少しは分かったぜ好きになること。
大切に想い、愛しいと思うこと。
俺は、たぶんお前のことが好きだ。
北山のことを思うと、胸が締めつけるほど切なくなる
お前が悲しい顔をすれば、俺も辛いし。
嬉しそうな顔をしたら可愛いと思っちまう。
もっと、もっと笑った顔が見たい喜ばしたい。
そして何よりも護ってやりたいと思うんだ。
これが愛?
俺は、初めて安らぎというものを知った。
こいつを抱きしめながら。
なにがあっても決して離したくはないと。
・
藤「あの…な‥」
北「んっ?」
俺は慌てて目を反らしながら聞いたんだ。
藤「愛しいって、なに?」
北「はっ?」
藤「想い合う、大切に思う好き?愛ってどういう事」
北「おまえ分からないの」
藤「俺達には無い言葉だからな、フッ」
北「‥‥っ」
藤「だからどんな感情だかも知らない」
北「だったらこれから感じていけばいいんじゃね」
藤「えっ」
北「少しずつよ、ニコッ」
ふっ、そうだな。
お前に言われるとそう思えるから不思議だ。
藤「じゃ分かったら、想い合えたらしてもいい?」
北「なにを?」
藤「…その‥セッ」
バシッ!
藤「いってぇー何するんだよ」
だけど、そう言ったらイキなりひっぱたかれた。
北「十年、いや百年はえんだわ俺をモノにしようだなんて」
いや、そんなに生きてられないし ハハッ!
北「ったく、調子に乗るんじゃねぇわ」
藤「けど、おまえ感じて」
北「バカなこと言ってるんじゃね」
藤「いんや確かに甘い吐息が…」
北「藤ヶ谷、それ以上言ったらブン殴るぞ」
ギュッ!
喚く北山をうしろから強く抱きしめる。
北「こら放せ、しねぇって言ったじゃん」
藤「やらないよ、けどこれくらいはいいだろ」
北「‥‥っ」
藤「それとも俺に抱きしめられるのは嫌?」
北「‥‥‥」
そう言うと黙り込んでしまう。
そのまま、寄り添うように眠りにつき。
なぁ北山、少しは分かったぜ好きになること。
大切に想い、愛しいと思うこと。
俺は、たぶんお前のことが好きだ。
北山のことを思うと、胸が締めつけるほど切なくなる
お前が悲しい顔をすれば、俺も辛いし。
嬉しそうな顔をしたら可愛いと思っちまう。
もっと、もっと笑った顔が見たい喜ばしたい。
そして何よりも護ってやりたいと思うんだ。
これが愛?
俺は、初めて安らぎというものを知った。
こいつを抱きしめながら。
なにがあっても決して離したくはないと。
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