天使と悪魔
第6章 奇跡を呼ぶ想い
・藤ヶ谷side
藤「ちょ待て北山は、その大倉ってやつと仲良くって違うの?」
玉「ミツはあの日、嫉妬に狂った彼に無理矢理 クッ」
藤「なっ!?」
嘘だろ?あいつが、北山を襲っただって。
戸「どんな奴にだって心に闇は存在する」
河「トッツー」
玉「助けてお願い、あなたにならきっと心を開く」
宮「お願いしますキタミツを助けて」
千「お願い」
二「ガヤ」
でも、どうやって?だいいち俺にそんな力なんか…
横「太輔」
藤「わた」
横「お前に話しておきたいことがある」
藤「なに?」
横「心が壊れてしまった、天使の末路を知っているか」
藤「いや」
五「横尾」
横「ただ、自分の中に閉じこもってしまうだけじゃない死んでしまうんだ」
玉「嘘!?そんなの俺達は知らない」
横「ある天使がいた」
するとわたは絞り出すような声で話し始める。
まだ若かった悪魔は、初めての狩りの日にその天使に出会う。
「やった、上玉だ」
目が、クルクルとよく動くそれは可愛らしい。
甘えたような笑顔を見せるそいつはまだ10代後半だった。
もちろん、すぐさまモノにして。
「やっ、やめろ助けて」
何度も、何回も陵辱しては気を吸いまくり。
「…もっ、もたない」
なぜ自分がこんなにも溺れて行くのか分からないまま抱き続け。
ところが当然嫌われて当たり前の自分に対し。
天使の態度が、徐々に変化して行き。
甘えたような仕草を見せるようになり。
戸惑う悪魔、俺達は愛するという事を知らないから。
どう、受け止めていいのか分からず。
邪険にすると、悲しそうに俯いてしまい。
なんだ、こいつ…
こんなウザい奴、もういらない。
そう思った悪魔は自ら腕輪を外してしまったというんだ。
そして、悲しむ天使をその場へ残し離れて数時間後。
何気に戻った悪魔が、見た光景は。
他の奴に陵辱され泣き叫ぶ天使の姿だった。
それも自分の名を呼び助けてと…
悪魔はそのとき初めて心が痛むという感情を知ったんだ。
どうして?なんで帰らなかったバカやろう。
全てが終わったとき、天使の心は破壊されていて。
閉じ籠もってしまったそいつを抱きしめ泣く。
ごめん俺が手放したから。
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藤「ちょ待て北山は、その大倉ってやつと仲良くって違うの?」
玉「ミツはあの日、嫉妬に狂った彼に無理矢理 クッ」
藤「なっ!?」
嘘だろ?あいつが、北山を襲っただって。
戸「どんな奴にだって心に闇は存在する」
河「トッツー」
玉「助けてお願い、あなたにならきっと心を開く」
宮「お願いしますキタミツを助けて」
千「お願い」
二「ガヤ」
でも、どうやって?だいいち俺にそんな力なんか…
横「太輔」
藤「わた」
横「お前に話しておきたいことがある」
藤「なに?」
横「心が壊れてしまった、天使の末路を知っているか」
藤「いや」
五「横尾」
横「ただ、自分の中に閉じこもってしまうだけじゃない死んでしまうんだ」
玉「嘘!?そんなの俺達は知らない」
横「ある天使がいた」
するとわたは絞り出すような声で話し始める。
まだ若かった悪魔は、初めての狩りの日にその天使に出会う。
「やった、上玉だ」
目が、クルクルとよく動くそれは可愛らしい。
甘えたような笑顔を見せるそいつはまだ10代後半だった。
もちろん、すぐさまモノにして。
「やっ、やめろ助けて」
何度も、何回も陵辱しては気を吸いまくり。
「…もっ、もたない」
なぜ自分がこんなにも溺れて行くのか分からないまま抱き続け。
ところが当然嫌われて当たり前の自分に対し。
天使の態度が、徐々に変化して行き。
甘えたような仕草を見せるようになり。
戸惑う悪魔、俺達は愛するという事を知らないから。
どう、受け止めていいのか分からず。
邪険にすると、悲しそうに俯いてしまい。
なんだ、こいつ…
こんなウザい奴、もういらない。
そう思った悪魔は自ら腕輪を外してしまったというんだ。
そして、悲しむ天使をその場へ残し離れて数時間後。
何気に戻った悪魔が、見た光景は。
他の奴に陵辱され泣き叫ぶ天使の姿だった。
それも自分の名を呼び助けてと…
悪魔はそのとき初めて心が痛むという感情を知ったんだ。
どうして?なんで帰らなかったバカやろう。
全てが終わったとき、天使の心は破壊されていて。
閉じ籠もってしまったそいつを抱きしめ泣く。
ごめん俺が手放したから。
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