天使と悪魔
第6章 奇跡を呼ぶ想い
・藤ヶ谷side
横「くっ」
藤「わた、それって」
河「もういい渉、話すんじゃね!そんな辛そうな顔、見てられねぇよ」
五「郁人、横尾の好きにさせてやりな」
河「五関、クッ」
横「俺は太輔に自分と同じ後悔をさせたくはないんだ」
藤「‥‥っ」
横「それから俺はあいつを元に戻そうと必死だった、けれど二度と笑ってはくれなかったよ、クッ」
わたー
藤「で、どうなったんだ?そいつ」
横「ある日、かすかに唇が動き発した言葉は」
藤「なっ!?」
"殺して"
横「それが、俺以外のやつに抱かれちまったあいつの最後の願いだったから」
河「渉うぅ、クッ」
歯を食いしばり眼に、いっぱい涙を溜めているわたを
トッツーが優しく腕の中へ包み込む。
戸「ありがと話してくれて」
横「トッ…ツー」
戸「きっとその天使はもう横尾のこと許しているよ」
横「そう…思うか?」
戸「あぁ ニコッ」
初めて知った、わたの心の闇。
横「太輔よく聞け天使はな愛がなければ生きてはいけない、それくらいお前だって知っているはずだ」
藤「あぁ」
五「俺たちは勘違いしていたのかも知れないな」
塚「勘違い?」
横「あいつらは、愛を知らない自分らにそれを与え、教えてくれているのかもしれないってことさ。そうは思わないか」
確かに、わたの言う通りだ俺に愛を教えてくれたのは北山。
横「この腕輪は、束縛するものではなく」
二「護ってやるための物」
五「そうだ二階堂、壊されないように」
横「お前にとってミツって天使は、そういった大切な存在なんじゃないのか」
藤「わた」
横「早くしないと取り返しのつかない事になる、それでもいいのか?どうなんだよ太輔」
おっ…俺は‥クッ!
その言葉を聞いた瞬間に、外へと飛び出していた。
あいつがいる部落へと。
待ってろ、いま傍へ行く!だから死ぬな。
そう心の中で叫びながら―
・
横「くっ」
藤「わた、それって」
河「もういい渉、話すんじゃね!そんな辛そうな顔、見てられねぇよ」
五「郁人、横尾の好きにさせてやりな」
河「五関、クッ」
横「俺は太輔に自分と同じ後悔をさせたくはないんだ」
藤「‥‥っ」
横「それから俺はあいつを元に戻そうと必死だった、けれど二度と笑ってはくれなかったよ、クッ」
わたー
藤「で、どうなったんだ?そいつ」
横「ある日、かすかに唇が動き発した言葉は」
藤「なっ!?」
"殺して"
横「それが、俺以外のやつに抱かれちまったあいつの最後の願いだったから」
河「渉うぅ、クッ」
歯を食いしばり眼に、いっぱい涙を溜めているわたを
トッツーが優しく腕の中へ包み込む。
戸「ありがと話してくれて」
横「トッ…ツー」
戸「きっとその天使はもう横尾のこと許しているよ」
横「そう…思うか?」
戸「あぁ ニコッ」
初めて知った、わたの心の闇。
横「太輔よく聞け天使はな愛がなければ生きてはいけない、それくらいお前だって知っているはずだ」
藤「あぁ」
五「俺たちは勘違いしていたのかも知れないな」
塚「勘違い?」
横「あいつらは、愛を知らない自分らにそれを与え、教えてくれているのかもしれないってことさ。そうは思わないか」
確かに、わたの言う通りだ俺に愛を教えてくれたのは北山。
横「この腕輪は、束縛するものではなく」
二「護ってやるための物」
五「そうだ二階堂、壊されないように」
横「お前にとってミツって天使は、そういった大切な存在なんじゃないのか」
藤「わた」
横「早くしないと取り返しのつかない事になる、それでもいいのか?どうなんだよ太輔」
おっ…俺は‥クッ!
その言葉を聞いた瞬間に、外へと飛び出していた。
あいつがいる部落へと。
待ってろ、いま傍へ行く!だから死ぬな。
そう心の中で叫びながら―
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