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天使と悪魔

第6章 奇跡を呼ぶ想い

・北山side

藤「北山、ニコッ」

北「まだ…足ん‥ね」

藤「んっ?クスッ」

北「うっ」



自分でも、なんでだか分からないけど。

心と身体がそれを要求しているのを感じ。

そして、いつの間にか2人きりになった部屋の中で。



北「あっ、そこ」



藤ヶ谷の手が唇が俺の身体を優しく愛撫し。



北「はっあく、うっ、あっああっ」

藤「いやじゃないのお前」

北「まだ、大丈夫みたい、くっ」

藤「なら先へ進むぞ」



その手は胸から下へ。



北「ああっ、藤ヶ谷」



俺のを扱きながら唇は胸元へと吸いつき。



北「だっ、ダメっ、だっ、そこ、は…あっ、ああっ」

藤「じゃやめる?」

北「聞くな、んなの」



そう言うと、こいつは嬉しそうにその手を早め。



北「うわっ、ああっ」



身体が熱い熱くて堪らない



藤「北山これがお前が俺に教えてくれた愛し方だ直に感じろ」

北「ふっ、藤ヶ谷、おっ、おかしくなっちまう、あっ俺、マジで変」

藤「全然それが、普通なんだし」

北「ああ、くっ、もっ出ちまうってー」

藤「いいぜ、クスッ」

北「うっ、ああっ」



その瞬間その手の中へ白濁液を放出してしまい。

が、そのとき。



北「ビクッ」

藤「‥‥っ」



藤ヶ谷の大きくなったソレが肌に触れた途端に身体が強ばっちまい。

でも、こいつは―



藤「心配するな、そこまではしない」

北「‥‥っ」

藤「お前を感じさせる事が出来ただけで、俺は満足だから」

北「おまっ」

藤「言ったろ?待つって」



そう言って微笑んでよ。

その言葉が切ないくらいに心を震わし。

ギュッ―



藤「どうした?」

北「…きだ‥クッ」

藤「んっ?フッ」

北「…して‥る」

藤「あぁ、ニコッ」



胸に顔を埋めたまま、言葉にならない想いをこいつに伝えた。

髪を優しく撫でる藤ヶ谷の手。

これだ、あのとき白い空間で感じた温もりは。

再び、零れ落ちる涙を気づかれたくなくて。

俺はその胸の中に身を沈める。

温かな安らぐ藤ヶ谷の腕の中へ―





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