無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

・北山side

あれから、忠くんは―



河「とにかく、とにかくだなぁ」

五「諦めろ、お前が一緒に暮らすわけにはいかないんだから」

橋「あっ、宏光だ宏光うぅ」



ダダダッ―



北「ようハッシー ﾆｺｯ」

橋「俺、トッツーと暮らしてもいい？」

北「んっ？」



“どうしても、出て行くんか？”

“お前が許すゆうてくれても自分が許せないねん”

“忠くん”

“流星と２人して生きてくわ ﾌｯ”

“俺達はいつまでも友達だかんな”

“Thank you、宏光”



河「あんにゃろーもう呼び捨てにしてやがる」

五「郁人 ﾊｧ」

北「どうした？河合」

河「ひっ、宏光」

北「へっ？」

河「俺も宏光って呼ぶ」

北「はっ？」

河「だから、お前も郁人って呼べ」

北「わけ分かんねーｶﾞﾊﾊ」

五「やれやれ」



だが、感情に浸っている暇なんてなかった。



戸「じゃ千賀も俺と一緒に暮らす？」

千「いいのか？」

戸「もちろん ﾆｺｯ」

千「ハッシー宜しく」

橋「やっほー健永もだってさ」

河「ちぇっ」

塚「スネないスネない」

五「ｸｽｯ」



部落で一緒に暮らすことになったダーク族。



藤「えっ？ちょっと待てってニカも一緒に」

北「当たり前だろ、こいつは俺の弟なんだから」

二「ミツと一緒やったぁ」

北「んふふっ」



誰と誰が、一緒に住むかでまずは揉め。



横「この家で、４人も住むってわけ？」

五「空き家がないわけじゃないんだけど」

塚「食生活を考えたらその方がいいんじゃない」

河「つうかみんな渉の料理が狙いだろ？ｷｬﾊﾊ」

塚「あったりー」

横「‥‥‥」

五「まるで男やもめ４人の共同生活みたいだね」



みたいじゃなくそうなんだろ、ｸｽｯ!

あと気になっていることは



戸「北山」

北「分かっているハッシーのことだな」

戸「どういう経過でダーク族の村の前で、置き去りにされたのか？」



親は生きてるか家族・兄弟はいるのか？

調べてやらないと、あいつも俺らの仲間だから。





・