天使と悪魔
第7章 不穏の予兆
・藤ヶ谷side
俺達は暫くは穏やかな日々を送っていた。
北「ちょっくら、出かけて来るわ」
藤「何処へ?」
北「なんでぇ心配か?」
藤「一応はな」
北「大丈夫だってほら俺にはこれがあるからよ」
そう言って、こいつは満面の笑顔で首に下げたネックレスを見せる。
ふっ―
正直、あの日お前があそこまで身体を許してくれるとは思わなかった。
北「大人しく俺のこと待っているんだぞ」
藤「なんだそれ、クスッ」
まぁーなかば、後半は俺が強引にだったが嫌がらなかったしさ。
だが、それからは。
藤「ちょ待って」
北「なに?俺は急いでん、あっ」
グイッ!
北「おい藤ヶ谷、んっはっんんっ」
キスなら強引に出来る。
北「くっ…んっ‥ううっ…いっ‥いい加減にしろ」
ドカッ!
藤「いってぇーバカ急所は蹴るなよ」
北「おまえが出かけるのを邪魔するからだろ」
相変わらず、この状態。
藤「なぁ、なんでだと思うわた」
横「俺は、太輔の恋の相談を受けに来たわけじゃないんだよ」
藤「だってさ、じゃどうしたらいいんだよ分からないんだもん」
横「はぁ…」
これで先へ進めたと思っていたのに結局は逆戻りで。
横「あいつは多分あのとき信じて待っていたんじゃないのか」
藤「えっ」
横「必ず太輔が来るって、だから自然と受け入れられたというよりも自分で望んだ」
藤「まぁ確かに、あんな眼をした北山は初めてだったけどさ」
潤んだ瞳が訴えててよ。
してくれって、俺にはそう読み取れた。
なのに、一晩明けてみればいつもの北山に戻っていて
横「それだけトラウマっていうのは深いって事だろ?あいつが自分から望んだとしても越えられないくらいに」
藤「わた」
横「焦るんじゃない太輔、じっくりといけ。向こうの気持ちはハッキリしているんだから」
藤「あぁ」
分かっている。
・
俺達は暫くは穏やかな日々を送っていた。
北「ちょっくら、出かけて来るわ」
藤「何処へ?」
北「なんでぇ心配か?」
藤「一応はな」
北「大丈夫だってほら俺にはこれがあるからよ」
そう言って、こいつは満面の笑顔で首に下げたネックレスを見せる。
ふっ―
正直、あの日お前があそこまで身体を許してくれるとは思わなかった。
北「大人しく俺のこと待っているんだぞ」
藤「なんだそれ、クスッ」
まぁーなかば、後半は俺が強引にだったが嫌がらなかったしさ。
だが、それからは。
藤「ちょ待って」
北「なに?俺は急いでん、あっ」
グイッ!
北「おい藤ヶ谷、んっはっんんっ」
キスなら強引に出来る。
北「くっ…んっ‥ううっ…いっ‥いい加減にしろ」
ドカッ!
藤「いってぇーバカ急所は蹴るなよ」
北「おまえが出かけるのを邪魔するからだろ」
相変わらず、この状態。
藤「なぁ、なんでだと思うわた」
横「俺は、太輔の恋の相談を受けに来たわけじゃないんだよ」
藤「だってさ、じゃどうしたらいいんだよ分からないんだもん」
横「はぁ…」
これで先へ進めたと思っていたのに結局は逆戻りで。
横「あいつは多分あのとき信じて待っていたんじゃないのか」
藤「えっ」
横「必ず太輔が来るって、だから自然と受け入れられたというよりも自分で望んだ」
藤「まぁ確かに、あんな眼をした北山は初めてだったけどさ」
潤んだ瞳が訴えててよ。
してくれって、俺にはそう読み取れた。
なのに、一晩明けてみればいつもの北山に戻っていて
横「それだけトラウマっていうのは深いって事だろ?あいつが自分から望んだとしても越えられないくらいに」
藤「わた」
横「焦るんじゃない太輔、じっくりといけ。向こうの気持ちはハッキリしているんだから」
藤「あぁ」
分かっている。
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