
泣かぬ鼠が身を焦がす
第33章 能ある鷹も身を焦がす(サイドストーリー2)
私が恐る恐る声を掛けると、三村様が顔を上げられました
「!!」
その顔は先程と違って明らかに赤らんでいて
更に、熱っぽい息を漏らしていらっしゃいます
何かとんでもないことをしてしまったのではないか、と思って私が足を離すと、それを身体を起こした三村様に勢いよく掴まれました
「な、何を……っ!?」
そして何をするのかと思ったら、三村様はあろうことか私の足を自らの股間に擦り付け始めます
一体何をなさっているんでしょうか……!?
私の足、に……三村様の……っ
革靴の固い靴底越しにも、三村様のそれが昂ぶっているのが感じられます
そのことに驚いて足を引こうとしましたが、三村様にがっしりと掴まれてしまっていてそれは叶いません
「はぁ、はぁ……っ、あぁ、きもち、い……っ」
その間にも三村様は私の足に押し当てた腰を前後左右に揺らしては快感を得ている様子で
私はひたすらそれを見ながら足をお貸しすることしか出来ません
なんて、ことを……
あぁ……この感触、しっかり刷り込まれてしまって暫く消えなそうですね……
「あぁ……イイ……その顔、その目……っ、最高に、イイ……っ」
