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短編集

第3章 王子 × 奴隷

「ふっ、まだまだガキだな。」



「.......。」






分かりづらいが少しだけムッとしたシャンスの頬に触れると少しだけビクッと肩を震わしてまた俺を見上げる。










「私はアルファーン王国王子、リンだ。
我がなの元に、お前を我が国の繁栄の主と願って迎え入れよう!」







「リン........」














小さな口は俺の名前をボソリと呟くと、少しだけ弧を描いた。

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