テキストサイズ

[現代版] 天使と悪魔

第19章 魔王降臨す

・河合side

河「この身体、好きに使ってくれ!その代わり」

妖「解放してやろう、我は奇跡の天使さえ手に入れさえすればそれでいいのだから、クスッ」



太輔いいか、俺に会ったら即この命を消すんだ。

そいつはお前のダチの河合郁人じゃない、宏光を狙う妖魔なんだからよ。

お前なら分かるはずだぜ。

それが本当の俺か、そうでないかを。

想いを、その願いを親友に託し。

俺は、覚悟を決め目を閉じる。

さようなら、みんな、さようなら。



藤「郁人、郁人おぉーっ」



そのとき遠くで幻聴が聞こえたような気がした。



屋「藤ヶ谷、お前は河合を止めろ俺はトッツーを捜し出す」

藤「はい、お願いします」

屋「亮太!」

山「分かっているよ、屋良にぃ任せてシールド」



奇跡は起きるもの。



藤「郁人よせ死んだらダメだ郁人おぉーっ」



ギュッ!



河「太…輔‥」



そこに、仲間たちとの絆と愛がある限り必ず。

それを示してくれたのは…

どんな苦難にも負けず愛し合った天使と悪魔双方の長だった。

前世での俺達の―





ストーリーメニュー

TOPTOPへ