
[現代版] 天使と悪魔
第25章 今、決断の時
・藤ヶ谷side
俺達は回りで何が起きてるのか知る由もなく、行為の余韻に浸っていた。
北「太輔もう一度よく顔を見せてくれ」
頬に両手を当て、ジーッと見つめる瞳。
藤「なに」
北「やっぱ妙な感じだなと思ってよ」
藤「今更」
北「だよな」
その時。
北「この気は」
藤「どうした」
北「バッ!」
藤「おいイキなり起き上がって何だっていうんだよ」
北「俺の服」
藤「はっ?」
北「よこせ早く」
何が何だか分からないまま渡すと。
北「お前も着ろ」
ひろは慌てたように俺にも促し。
北「行くぞ」
藤「ちょ待て、まだズボンしか履いてね」
北「だったら後から来い」
藤「どこへ」
バタン!
藤「ひろ」
仕方なく上半身裸のまま、飛び出したんだが瞬間
悲鳴のような声が聞こえ。
北「トッツー」
同時にひろの声が耳に飛び込んで来てよ。
慌てて中へ入ると目の前に
戸「…あぁ‥俺…は‥俺」
北「しっかりしろ」
戸「…うっわぁ」
狂ったように、叫んでいるトッツーを抱きしめるその姿があり。
隣には…
中島「ママン」
菊佐「ママン」
河「大丈夫だ郁祥・風磨、勝利ママンは負けないそう言ったろ」
藤「これはいったい」
屋「安井が記憶を取り戻させた、そしたら」
結局―
戸「北山、離れろ俺の傍にいたらダメだ」
妖魔に惑わされていた時も過去を取り戻した後も。
戸「頼む…俺はもう‥あんな事…したくはないんだ」
北「んな事にはならね」
トッツーが苦しむ事に何ら変わりはなかったんだ。
戸「無理…なんだよ‥防げるわけ…ない」
それを俺達は。
北「どういう意味で?」
戸「だってあいつは」
嫌ってほど思い知らされてしまう。
河「トッツーまさか」
戸「もう俺の中にいるんだから」
河「あの時か」
戸「だからさぁ」
北「嫌だ離れね」
戸「北山」
北「お前は俺のダチ、妖魔の思うようになんかさせてたまるか」
危険は百も承知、その目が言っていた。
それでも傍にいると、なら俺の答えも同じお前の傍にいる。
俺達の絆でトッツーを救おう。
この場にいた誰もが眼と目で頷き合い誓った。
今度こそ必ず勝つと。
・
俺達は回りで何が起きてるのか知る由もなく、行為の余韻に浸っていた。
北「太輔もう一度よく顔を見せてくれ」
頬に両手を当て、ジーッと見つめる瞳。
藤「なに」
北「やっぱ妙な感じだなと思ってよ」
藤「今更」
北「だよな」
その時。
北「この気は」
藤「どうした」
北「バッ!」
藤「おいイキなり起き上がって何だっていうんだよ」
北「俺の服」
藤「はっ?」
北「よこせ早く」
何が何だか分からないまま渡すと。
北「お前も着ろ」
ひろは慌てたように俺にも促し。
北「行くぞ」
藤「ちょ待て、まだズボンしか履いてね」
北「だったら後から来い」
藤「どこへ」
バタン!
藤「ひろ」
仕方なく上半身裸のまま、飛び出したんだが瞬間
悲鳴のような声が聞こえ。
北「トッツー」
同時にひろの声が耳に飛び込んで来てよ。
慌てて中へ入ると目の前に
戸「…あぁ‥俺…は‥俺」
北「しっかりしろ」
戸「…うっわぁ」
狂ったように、叫んでいるトッツーを抱きしめるその姿があり。
隣には…
中島「ママン」
菊佐「ママン」
河「大丈夫だ郁祥・風磨、勝利ママンは負けないそう言ったろ」
藤「これはいったい」
屋「安井が記憶を取り戻させた、そしたら」
結局―
戸「北山、離れろ俺の傍にいたらダメだ」
妖魔に惑わされていた時も過去を取り戻した後も。
戸「頼む…俺はもう‥あんな事…したくはないんだ」
北「んな事にはならね」
トッツーが苦しむ事に何ら変わりはなかったんだ。
戸「無理…なんだよ‥防げるわけ…ない」
それを俺達は。
北「どういう意味で?」
戸「だってあいつは」
嫌ってほど思い知らされてしまう。
河「トッツーまさか」
戸「もう俺の中にいるんだから」
河「あの時か」
戸「だからさぁ」
北「嫌だ離れね」
戸「北山」
北「お前は俺のダチ、妖魔の思うようになんかさせてたまるか」
危険は百も承知、その目が言っていた。
それでも傍にいると、なら俺の答えも同じお前の傍にいる。
俺達の絆でトッツーを救おう。
この場にいた誰もが眼と目で頷き合い誓った。
今度こそ必ず勝つと。
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