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偽りの向こう側

第12章 ライン四日目

「え?」
「だってビール飲んでるし」
「あぁ!今さらだけどさ、あれ二日酔い
だったんだ」
「えぇ?二日酔いで学校休んだの?」
「はい……ごめんなさい」

瑛士にしては珍しくシュンと肩を落としていた。

「明日はちゃんと行きなさいよ」
「チッ……こんな時だけ母親面しやがって」
「生意気ね。そんな子に育てた覚えは
ありませんよ」
「なんだよそれ……あ……母さん明日さ俺と
飲みに行かない?」

場は和み初めて瑛士に誘われた。

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