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偽りの向こう側

第13章 嵐(ライン四日目)

「親子でラインなんてキモいだろ」
「だって瑛士がラインしようって……」

俺だってまさか母さん相手にラインしている
なんて思ってなかったし!

「学校終わったら電話するから。じゃ、俺寝るわ」

とにかくこの場を立ち去り冷静になりたかった。

俺はミナミに恋に近い感情を抱き始めていた。

そして義母の身体が脳裏に刻まれていた。

その二人……

ミナミと義母は同一だった。

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