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偽りの向こう側

第15章 嵐(ライン四日目~夜~)

「いいけど別に。手でも握るか?」
「やぁだぁ!真に受けないでよぉ!」

義母が俺の背中をバシバシ叩く。

他愛もない会話と酒も進み
俺と義母は友達同士のようにはしゃいでいた。

「で?瑛士の相談て何?」
「相談なんてねーよ」

相談することが無くなったとは言えない。

「えぇぇ!せっかく親身になって聞こうと
思ってたのにぃ」

それ、俺が言ったやつだろ。

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