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偽りの向こう側

第2章 みんなの森

《スゴいね笑 俺は営業マン(´・ω・`)》
〈だから昼間からこれ出来るんだね(笑)〉
《そうそう笑》

嵐との他愛もない話を夕方まで続けていると
瑛士が部屋から出てきた。

嵐とのチャットを中断した。

「夕飯は?」
「出掛けてくる」

相変わらず噛み合わない会話。

私が瑛士の母親としてここに居る意味なんて
あるのだろうか。

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