テキストサイズ

偽りの向こう側

第19章 嵐(ライン六日目)

『おはよー!』
『忙しい?』
『風邪引いちゃった?』
『連絡ほしいな』
『どうしたの?』
『嫌われちゃったかな』
『連絡待ってるから』
『お願い。嫌いでもいいから連絡ほしい』

このような類いのメッセージが
10分から30分おきの間隔で
ミナミから送られていた。

「素性もわからん女を好きなわけねーだろ」

ミナミに送るとすぐに既読が表示された。

スマホの電源を落とした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ