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偽りの向こう側

第7章 嵐(ライン二日目)

「ミナミは料理できるん?(´・ω・`)」
『それなりにね(笑)』
「得意料理は?(´・ω・`)」
『得意というか中華は作るの好き(笑)』
「うちの母ちゃんも中華得意よ笑」
『あら、奇遇(笑)』

今夜は久し振りに家で飯を食う。

義母も晩飯を作るのは久し振りだろう。

義母は家族の誕生日や何かの記念日には
中華料理を振る舞っていた。

それはかなり本格的で職人顔負けの旨さだった。

今日が特に記念日というわけではないが
義母は今夜中華を作るだろう。

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