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(旧)短編☆中編小説集

第8章 愛しのシンメトリー

・北山side

北「んなんで、あっ、横尾さん、じゃ、ねかったの」



が、問いには答えずガシッと掴まれた自分のモノ。



北「ふっ、藤ヶ谷、はっ、あっ」



扱かれた途端その腕の中へ身体をもたれ掛けてしまい首筋へは唇が這い。

耳を甘噛みされ。

ううっ、感じ、はっ、あっおかしくなる。

全身が、燃えるように熱い自分の尻の割れ目に。

押しつけられている、熱のこもった塊(カタマリ)

それを擦り寄せながら。

藤ヶ谷の腰が揺れているのを直に感じ。

身体は更に火照りを増していく。

ダメ…だっ‥

んな形でやられてしまったら俺は、ハァハァハァ!



藤「北山、気持ちいいの」



が、耳もとで囁かれた言葉にビクッと身体が反応し。



藤「感じてるんだ」

北「ぁ…ハァハァハァ」

藤「あのときは、あんなに嫌がっていたのに」



だから俺のところへ来たのか、クッ!

果たせなかった想いを果す為に。



藤「じゃもっと先へ進んでみようか?」



じょ、冗談!

拒もうとした瞬間、身体を仰向けにされてしまい。



北「あっ」



瞬く間に藤ヶ谷は俺を全裸にすると。

チュッ、チュッ…

キスの嵐を降らせながら、その手が勢いを増していき

うっわ、やべ出ちまう。

ぐちゅぐちゅと扱くたびに聞こえて来る音が俺を追い詰め。

いっ、いい、イク、いっ、イッちまうぅー



藤「やぁーめた」



へっ?

が、突然そう言うと寸止めしてしまってよ。

ああぁ…ピクッピクッ!

自分の先端からタラタラと滴り落ちる先走り。

それを―

俺は、ただ茫然と見つめていたんだ。

どういう意味なのか、訳が分からず。





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