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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第9章 本條斗真の事情①

胡桃を失いそこで初めて
自らの愚かさに気付いた。

これまで俺がしてきたことを
心の底から恥じた。

瑠美、架純、睦美とは手を切った。

せめてもの償いとして
三人には希望する部署へと配属させた。

三人の中で俺との別れを惜しむ女は
誰ひとりとしていなかった。

俺はきっぱりと女を断った。

無論そんな気も欲も起きなかった。

失った胡桃の存在は
計り知れないほど大きすぎた。

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