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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第10章 元カレに枕営業

そして百々果は俊太の親身になるふりをして
徐々に距離を縮めていったのだろう。

俊太が私に事の真相を
聞いてさえくれればよかったのだが
それすら百々果が用意周到に
事を運んだのだろう。

計算高い女だと思ってはいたけど
まさか私にまで牙を剥けていたとは。

しかしそれは過去のことであり
こうして結婚するまでに至った。

まだ許せると思っていた。

「あ……キャンドルサービス始まった」

会場が薄暗くなった。

お色直しを終えた俊太と百々果が
順にテーブルを回り
私たちのテーブルに近付いてくる。

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