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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第11章 本條斗真の事情②

「おつかれさん」

俺の秘密の場所。

今となっては藤咲遥香と俺
二人の秘密の場所となってしまった
非常階段。

「しゃッ……社長!!!あ────ッッッ!!!」

背後から掛けた俺の声に
驚いた藤咲遥香の手元から
オニギリが非常階段を転がり落ちた。

「これ……食べたら死にますかね?」

藤咲遥香が拾い上げたオニギリは
ホコリまみれになっていた。

「死ぬことはないと思うけど食わない方が……」
「……ですよね。今日最後の食事だったのにぃ」

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