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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第17章 キスの意味

最上階行きのエレベーターを待ちながら
斗真社長の余韻に浸っていた。

二度目のキス。

一度目は事故だった。

今日は意図的に。

唇にそっと触れてみる。

まだ感触が残っている。

「ラウンジの後は部屋で」

梶ケ谷はあたかも恋人同士のように
カードキーを私に見せつけた。

そのつもりはない。

梶ケ谷とのセックスは
あくまで枕営業。

保険の契約は交わした。

ラウンジで軽く飲んで終了。

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