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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第17章 キスの意味

梶ケ谷はいつになく饒舌であり
私はワインと料理を嗜みながら
話を聞いていた。

仕事の話には触れず
ほとんどが以前聞かされた
歴史とネットの話だった。

株関連の仕事をしていると言っていたけど
本当にそれを職としているのか。

「話の続きは最上階のラウンジでどうですか?」
「そうですね」

どちらでも良かった。

私は梶ケ谷と居ながらにして
斗真社長のことで頭がいっぱいだった。

「では行きましょうか」
「はい」

イタリアンレストランを後にした。

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