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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第18章 本條斗真の事情③

下降していくエレベーターの中

楠田は再び俺の胸に顔を埋めた。

「私のこと嫌いですか?」

今日会ったばかりで好きも嫌いもない。

それ以前に俺にトラップを仕掛けようとする
おまえなんぞ好きになるか。

「そんなことないよ」
「じゃあ……好き?」
「そういうのは軽々しく口にするもんじゃ
ないだろ」

楠田が俺の腰に手を回す。

だからといって俺は抱き返すこともしない。

「斗真さん……私は斗真さんが好き……」

楠田から俺に唇を重ねてきた。

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