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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第20章 水谷文乃の事情①

向上心が強い拓哉を私の結婚をきっかけに
HKホールディングスに幹部待遇で
招き入れたい旨を梶ケ谷にお願いした。

仕事に一切関与しない梶ケ谷にとっては
どうでも良かったのだろう。

呆気なく承諾した。

拓哉が水谷建託でこれまで積み重ねてきた
実績や経験を元に書類を作成したが
提示することもなく無駄に終わった。

そこまで自分の会社に関心が無いのかと呆れた。

「さっきホテルで梶ケ谷に会ったよ。
しかも女連れ」

本條とのキスを目撃されたが
お互いにその辺りには関与しない。

それに梶ケ谷は分かっている。

私が本條にトラップを仕掛けていることを。

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