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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第22章 本條斗真の事情④

そうなると一先ず置いておこうと考えていた
遥香と梶ケ谷のことが再び浮上する。

梶ケ谷から遥香に近付いたと
考えるのが自然だろう。

どうして遥香なのか。

本社勤務の従業員が300人の中で
なぜ遥香なのか。

遥香を突破口として利用しようとしているのか。

そもそも遥香自身は梶ケ谷の素性を
知っているのか。

「尾崎、調べてもらいたいことがある」
「はい。何なりとお申し付けください」
「梶ケ谷秀吉の周辺を徹底的に洗い出してくれ」

遥香のことは伏せた。

俺が知らなくていいことまで
知ってしまいそうで怖かった。

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