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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第23章 梶ケ谷秀吉の事情③

「結婚?」
「そうだよ。僕と遥香は結婚する運命なんだ。
夫婦として僕たちは一生愛し合うんだ」

遥香も未だ驚いているが
僕自身も驚いていた。

遥香への想いが脳から口を通じ
言葉に出来るなんて。

遥香の左手を取ると緊張からか震えている。

そりゃそうだろう。

2カラットのエンゲージリングだ。

グレードも品質も最高峰だ。

僕の遥香に相応しい輝きがある。

薬指に嵌めようとしたが
遥香がその指を折り曲げた。

「受け取れない」

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