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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第25章 水谷文乃の事情②

「本條より高級なスーツに着替えてくる」

見映えはおろか中身も雲泥の差ですけどね。

入れ替わりで奥の部屋から出てきた遥香は
もの悲しげだった。

「遥香さん。私と会うのは二度目だけど
覚えていらっしゃるかしら」
「……斗真社長とビジネスキッスしてた人」

なにを小癪な。

「残念だけど違うわね。あの後の斗真と
私のことを知りもしないくせに」
「あの後って……」

あとは遥香を追い詰めるだけ。

「抱かれたに決まってるでしょ。斗真って
セックスまで優しいのよ」

知らないけど。

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