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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第27章 梶ケ谷秀吉の事情④

「斗真社長は……今どうしているの?
本條グループはどうなったの?」

僕との初めてのバックを
終えたばかりなのに
本條のことを口にするなんて。

「そんなに本條が心配か?」
「だって……だから私は……」

『だから私は……』

数時間前
遥香はこの言葉で訴えようとしていた。

この先の言葉は聞きたくない。

即座に唇を重ね舌を絡めた。

遥香が愛しているのは僕だ。

遥香は本條に同情しているだけだ。

そんなくだらない想いは
僕が捧げる愛情でどうにでもなる。

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