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尾崎と理佳は本條を通して
知り合ったということだった。

どっちにしろ尾崎が風俗嬢を
自宅に招いたことには変わりないが。

「理佳さんはハニートラップのスペシャリスト
です」

尾崎が理佳を私に紹介する。

「ハニートラップ……ですか」

だから何だというんだ。

「斗真さんも私のハニートラップにハメられた
ことがあります。あ……ハメたというのは
そっちの意味じゃ……いやハメました。アハハ」

理佳は酔ってもいないのに
自分が口にした下ネタではしゃいでいた。

「理佳さんにお願いがありましてお呼び立て
しました。理佳さんは既に承諾されております」