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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第31章 恋人設定から恋人へ昇進

「うなされれたな。大丈夫か?」

冷や汗もかいていた。

「斗真社長……私……梶ケ谷に……」

「運命」という言葉で洗脳に近いことを
されていた。

身体も許した。

婚約していた。

一瞬だが梶ケ谷に心が揺らいだ。

斗真社長をこんなにも好きでありながら。

仰向けで寝ている私を斗真社長は
包み込むようにそっと抱き締める。

「何も言わなくていい。心配するな」

斗真社長はこんな私を受け入れようと
してくれている。

涙が溢れ頷くことしか出来ない。

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