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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第31章 恋人設定から恋人へ昇進

「私が……ですか?」

佐伯胡桃ではなく……私……

「そう。遥香だよ。あ、点滴終わったな」

斗真社長はナースコールを押した。

この点滴が終わってしまうのと一緒に
私と斗真社長も終わってしまうのだろうか。

そもそも何も始まってはいないけど。

看護師が病室に来ると点滴が外された。

「お身体の具合はいかがですか?」
「大丈夫です。だいぶ楽になりました」

嘘を付いてしまおうかと思った。

そうすれば斗真社長ともう少し一緒に
居ることが出来るから。

離れたくない。

斗真社長から離れたくない。

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