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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第33章 水谷文乃の事情④

涼介と恋人同士になってからというもの
未だキス止まり。

今日の仕事終わりに涼介を部屋に誘った。

涼介が私の部屋を訪れることを想定して
昨夜は部屋の片付けに余念がなかった。

手料理も振る舞った。

新しい下着も身に付けた。

尽くすまではいかないが
ここまで相手のことを想い
行動に移すことは初めてだった。

私を襲った相手を……涼介を
好きになってしまうなんて。

逆に襲われたことが発端なのかもしれない。

つい思い出してしまう。

身体が火照る。

涼介の性癖。

今夜も私は縛られてしまうのか。

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