テキストサイズ

枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第34章 本條斗真の事情⑦

コテージに戻り俺は各部屋の清掃を手伝う。

二人組の男性が宿泊した部屋。

ベッドのシーツは散乱していて
遥香のような茶色く長い髪の毛が
数本落ちていた。

ごみ箱はティッシュペーパーで溢れていて
椅子にはタオルが縛られていた。

俺はこの惨事を黙認するかのように
片付けを始める。

これは俺がこれまで女性たちにしてきた
天罰なのだと受け入れる。

そして遥香の本質を見抜けなかった俺に
憤りを感じる。

胡桃にしたように遥香の身辺調査を
すべきだったのかもしれない。


つまりは……


遥香は本條グループ時代から……


『枕営業』をしていたということ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ