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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第4章 痴漢にも枕営業

「風俗に行ったと思えば安いと思いますが」
「……風俗に行くくらいなら痴漢なんて……
それに……俺は……」
「俺は……なんです?」
「……無防備な女性に触りたいだけというか」

森本は根っからの痴漢体質だった。

「でしたら私との契約はうってつけかと」
「そうなんですが……」

15000円の保険料の問題で
踏み切れない様子。

バッグから携帯電話を取り出すと
森本の名刺に記載してある電話番号を
プッシュする様子を見せる。

「仕方ありませんね。契約に応じて
くれないなら」

森本は私から携帯電話を強引に取り上げた。

「わ……わかりました。契約しますから!」

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