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愛したカノジョは指名手配

第10章 佐伯翔太①

「会員制ではないけど一見さん御断りって
とこかしらね。お兄さんは好みのタイプだから
特別」

女の話し方は落ち着いていて
それだけだと俺よりも年上で40歳前後にも
思えるが見た目の雰囲気は20歳半ばに見える。

年齢不詳といったところだ。

俺はビールが置かれたカウンター席に
腰を降ろした。

「看板の彩ってママさんの名前ですか?」
「ママさんて呼ばれるほど歳いってないわよ。
お兄さんより年下だと思うけど」

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